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TFCのキャリアが長い会員様は、懐かしい血がクラブへ帰ってきたと感じるだろう。エーピーインディ産駒の持込馬として丸幸小林牧場から提供され、JRAで3勝を挙げたインディペンデンスの孫が2018年TFC1歳馬募集に登場だ。募集本馬アプローズ13は、インディペンデンスの仔ナチュラルナインの第2仔。母の半兄にJRA3勝馬サンビームがいる他、近親には、シンガポール4歳チャレンジ三冠を達成して同国の年度代表馬に輝いたジョリーズシンジュがいる。父のエピファネイアは、日米オークス馬シーザリオの仔で、史上最高レベルとの呼び声が高かった2014年のジャパンカップを4馬身差で圧勝したシンボリクリスエス産駒。血統的なスケールは申し分なく、半弟には朝日杯FS勝馬のリオンディーズがいるように『2歳から動ける血』でもある。アプローズ13は、バランスの整ったグッドルッキングホース。全身の筋肉の付き方も良く、適度に丸みを帯びて身幅もあり、脚元もスッキリ。肩の出も良く、身のこなしはしなやかで軽快だ。そして、放牧地で駆け始めると、重心がグンと下がって、クビを前へ前へと上手に使いながら矢のように突き進む。性格は非常にクレバーで、かつ精神的な芯の強さを感じさせ、学習能力の高いタイプ。普段の振る舞いからも我慢強さを持っていることが窺える一方、要所ではしっかりとした“強さ”を発揮できる馬でもある。血統的にも芝のマイルから1800m辺りでの活躍が想像されるが、牧場スタッフが絶賛するほどのパワーもあり、ダートもそつなくこなすだろう。「父、母の良さが馬体に良く表現されていると感じています」と丸幸小林牧場代表の小林政幸さん。多くは言わない中にも自信に満ちたその表情が何より雄弁に物語っている。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。