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2勝を挙げ1000万条件でも好走を重ねるムードティアラ、先日の未勝利戦で待望の初勝利を挙げたオールデフィートと、クラブへ提供された2頭の兄姉が安定した成績を残しているバアゼルローズの仔が4たびラインナップされる運びとなった。 「ノーザンテーストの3×4、所謂奇跡の血量と呼ばれるクロスを持たせたかったのでアドマイヤマックスを配合しました。これまでのところ、強いクロスの弊害はまったくありませんし、気性もおっとりしています」と笑顔で話すのは笹地牧場代表の笹地清幸さん。 父アドマイヤマックスは高松宮記念を制したG〜馬。ただし、5連勝で福島記念を制したアドマイヤコスモスのように芝の中距離をこなす産駒を出す一方で、根岸S勝馬のメイショウマシュウのようにダートの短距離で力を発揮する馬が登場するなど、父としては様々なタイプを送り出している。 募集本馬タレント22は、ボリュームと上品さを兼ね備えた、得も言われぬ1頭。これまでの兄姉にも共通して見られたクビ差しの太さやトモ張りの良さ、重心の低さなどは米2冠馬である母父サンダーガルチの影響が感じられる一方、その薄い皮膚感や、牝馬らしくとてもしなやかなフォルムは父系の影響を思わせる。父の産駒は様々なタイプがいることもあり、本馬も色々な可能性を秘めていそうだ。そして、その素直な気性が鞍上との意志疎通を図る上でプラスとなるのは間違いない。 「オルフェーヴルはメジロマックイーンの肌馬との組み合わせという面ばかりがクローズアップされていますが、ノーザンテーストの3×4が貢献している部分も少なくないと思っています。なんと言っても日本競馬で一時代を築いた“血”ですからね。あの爆発力はそういうことなんだと、僕は勝手に理解しています」と笹地さん。“奇跡の血量”がもたらすのは栄光か?それとも?悪戯っぽい笑みを浮かべながら、抜けるような青い空の下、いかにも楽しげにその答えが出るのを待っている。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。