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ファンディーナの母ドリームオブジェニーの半姉の仔が、ラインナップの中で存在感を放っている。母のジプシーは、ドリームオブジェニーの1歳上の英国産馬で、富田牧場代表の富田秀一さんの手によってキーンランド繁殖セールを経て導入された。ブラックタイプに目を転じれば豪華絢爛な馬名が並ぶ。「欧米でも評価が非常に高いファミリーで、10年以上追い求めてきましたが、なかなか(セリに)出てこないし、出てきても手が出ない価格になってしまい手に入らなかったんです。それがようやく2頭、海外で導入することが出来ました。ジプシーはそのうちの1頭で、お腹に父の仔が入っていたのも含めて希望通り。出来過ぎな位でした」と振り返る。父のクオリティロードは、フロリダダービーなどGI4勝を挙げ、3度レコードタイムをマークするなど快速馬として名を馳せた。種牡馬としては、今年、ケンタッキーオークスを勝って北米3歳牝馬の頂点に立ち、返す刀で“トリプルティアラ”と呼ばれるうちの2レース(エイコーンS、CCAオークス)を制してGI3連勝中のエイベルタスマンを送り出す。アプローズ7は、質感の高い薄い皮膚に覆われた、血統馬特有の雰囲気を帯びた鹿毛馬。クビから背腰へ流れる身体のラインは滑らかで身のこなしは力強く、かつしなやか。長さのある繋ぎは柔軟性と弾発力を備え、放牧地で見せる動きには抜群のキレがある。推進力の源となるトモの容量は大きく、“レコードブレイカー”だった父譲りのスピードが期待出来そうだ。「『大きなところへ』という期待を持って提供しました。皆さんと一緒に夢を追いかけられたら嬉しいです」と富田さん。雰囲気のある立ち姿に目を遣りながら、将来の雄姿に思いを馳せた。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。