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初年度募集から名を連ねてきたワナダンスの仔が、今年もリストに加わりました。父に初めてハーツクライを迎えた本馬は、脚が長くしなやかな馬体の持ち主。黒光りした青鹿毛の馬体には、父譲りの大物感が漂っています。半姉のアイワナシーユー(父ステイゴールド)、アイワナビリーヴ(父ジャスタウェイ)は新馬戦で2、1着と素質を示しましたが、スラリと伸びた馬体の本馬はそれ以上のスケールを秘めていておかしくありません。バヌーシーに感動を与え続けてきたワナダンスの血から、新たな物語が紡がれていく予感がします。◆◇◆◇◆配合診断◆◇◆◇◆母ワナダンスは南米アルゼンチンでサテュルニノJ.ウンズエ大賞(GI・ダート1200m)など3つの重賞を勝ちました。2代母Wannabeはブエノスアイレス市大賞典(亜GI・ダート1000m)を勝ったウォッチハーの半姉で、3代母Wallyはアルゼンチンのチャンピオンスプリンター。Storm Cat、Seeking the Gold、サザンヘイローと、母方には北米スピード血脈が代々重ねられており、そこに満を持してハーツクライのスタミナが配されました。このような「父スタミナ×母スピード」という配合は、母方のスピードで先行し父のスタミナで踏ん張るような脚質になりやすいので、ハーツクライのスタミナを活かせる配合と言うことができます。ゴーフォザサミット、アドマイヤアルバ、ヒシイグアスなど、このところ母の父Storm Cat系のハーツクライ産駒が早期から活躍しており、本馬も3歳春クラシックから期待できる芝中距離馬でしょう。(血統評論家・望田潤)
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。