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2019年のスプリンターズステークスの覇者、タワーオブロンドンの仔が加わりました。鹿毛の馬体、額の真ん中に光る流星は母そっくりの愛らしさですが、優しい顔つきや力強い胸前には父の面影が見られます。ややおっとりとした気性も父に似ていますが、放牧地での一瞬の加速力には、トップスプリンターとして活躍した父譲りのスピードが見て取れます。重賞5勝のうち2勝がレコードという父の才能はしっかりと受け継がれているようです。母ルナティアーラの半兄ダイトウキョウは芝1200mで2勝を挙げ、母の全姉ラッシュハートも芝1200mで勝ち上がりました。短距離で活躍した馬が多い母系からも、スピードの絶対値には高いものがあります。2歳戦から活躍して4歳秋にGI初制覇を遂げた父のように、一線級で息の長い活躍が期待できそうです。◆◇◆◇◆配合診断◆◇◆◇◆父は全7勝をマイル以下で挙げましたが、その半弟サスツルギ(父ハーツクライ)は芝2000〜2300mで4勝をマーク。近親にはディーマジェスティ(皐月賞)、オセアグレイト(ステイヤーズS)がおり、日本の馬場への高い適性を示すとともに、中距離以上で実績を残した馬が目に付きます。配合によっては、長めの距離で台頭する産駒も出てくることでしょう。本馬は祖母マネーペニーの半妹に米2歳牝馬チャンピオンのスターダムバウンドがおり、その仔でディープインパクト産駒のエイプリルミストとリアムは、平地の2000〜2600mで計5勝を挙げています。父母ともに本質的にスピードタイプなのは間違いありませんが、母の父がディープインパクトの本馬はイメージ以上に距離に融通性があり、距離を延ばして良さが出てくる可能性もありそうです。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。