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2014年夏、いよいよ注目のエンパイアメーカー本邦初年度産駒がデビューを迎える。米国へ残してきた父の産駒はBC・レディースクラシック2連覇のロイヤルデルタを筆頭にその活躍は衰えを知らず、昨年もエモリエントが米G〜3勝を記録。既に米国より買い戻しのオファーが来ていることは想像に難くなく、海外の競馬関係者からも注目を集めているに違いないが、その名の通り皇帝を生み出すことが出来るのか?その初年度産駒164頭の動向に視線が集まる中、馬産地も固唾を呑んで見守っている。さながらクラシック音楽のボレロにおける最高潮を迎える手前のパートといった様相だ。 母はインヴィンシブルスピリット産駒の英国産馬レディーロックフォード。半兄にはG〜勝馬のファストカンパニーがいる血統馬であり、来日初年度からエンパイアメーカーをその配合相手に選んだことからも分かるように、大きな期待を寄せられて海外から導入された繁殖牝馬である。募集本馬タレント11はその初仔。 「欧州でもとても評価の高い牝系ですし、繁殖としてきっと大きな仕事をしてくれると思ったからこそ母を海外より導入した訳ですが、このところの成長振りを見ていると、決して間違っていないなと改めて感じています」と三石川上牧場代表の上山浩司さん。 タレント11は、当歳時と比べると、つくべきところに筋肉がついて、ひと回りもふた回りも身体が大きくなったが、依然として牝馬らしい柔らかさは失われることなく、バランスも良好。動きも素軽く、伸び伸びとしたフォームで、放牧地では常に先頭で駆けている。本馬の成長振りに話題が及ぶと上山さんの目尻が下がり、一際柔和な表情になるのも納得だ。 「前回もお話した通り、初仔だけに未知数ですが、きっと皆さんを競馬場でワクワクさせられるような走りを見せてくれると思っています」と上山さん。勇壮なボレロの旋律に相応しい真打ちの登場だ。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。