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本馬の祖母ミスエーニョの名から、その子ミスエルテの名を連想する方も少なくないことでしょう。新馬、ファンタジーSを連勝したミスエルテは、世紀の名馬フランケルの初年度産駒であること、その後に牡馬相手の朝日杯フューチュリティステークスを選択した大胆なローテーションなどから、大きなインパクトを残した牝馬でした。父キズナは武豊騎手の日本ダービー5勝目のパートナーとして知られる、こちらも強烈なインパクトを残したサラブレッド。初年度産駒から函館2歳ステークスを制したビアンフェを出し、種牡馬としても絶好のスタートを切っています。本馬は手先が軽く、軽く見える馬体ながら、馬体重は見た目以上の数値を刻んでいます。印象の強い血統同士から生まれた本馬は、我々の想定以上に素晴らしい化学反応を起こしてくれそうです。◆◇◆◇◆配合診断◆◇◆◇◆母ポルケテスエーニョはファンタジーS(GIII)を勝ったミスエルテの半姉。2代母ミスエーニョはデルマーデビュータントS(米GI)とソレントS(米GIII)を勝ち、3代母Madcap EscapadeはアシュランドS(米GI)を含めて米重賞を5勝した名牝。ファミリーは極めて優秀です。母の父Medaglia d'Oroはリーディングサイアーの経験こそないものの、近年のアメリカにおける最も重要な種牡馬の1頭で、Rachel Alexandra(米年度代表馬)をはじめ多くの名馬を出しています。父キズナは2019年の2歳世代が初年度産駒。7月第1週終了時点でJRA2歳種牡馬ランキング第3位と好成績を挙げています。決して早熟タイプではなく、クラシック向きの成長力と底力を伝えられる種牡馬だけに今後が楽しみです。芝2000mがベストで1600〜2400mが守備範囲でしょう。(血統評論家・栗山求)
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