内訳を見る
獲得金はプレミアム登録でご覧になれます。
母ファイナルドリームは2017年の英ニューマーケット・タタソールズ社10月1歳セールにおいて、140万ギニー(約2億2050万円)の値を付けました。現役時は4戦未勝利に終わったものの、母にGIII優勝馬スティールプリンセス、半姉にカナディアンインターナショナルS・GI優勝馬サラリンクスを持つ血の魅力は、繁殖牝馬となってより輝きを増すと言えるでしょう。2020年の新種牡馬である父モーリスは、2021年のシンザン記念で初年度産駒がワンツーを果たすなど、高いマイル適性と成長力を子供たちに伝えています。母の父は14戦無敗の英国最強馬フランケル。マイルから距離を延ばし、2000mまで克服した性能の高さはモーリスと共通するもので、シルエットの整った馬体には2頭の魅力が凝縮されています。血統マニアならずとも大注目の、プラチナ配合のサラブレッドです。◆◇◆◇◆配合診断◆◇◆◇◆母ファイナルドリームの配合面の最大の特徴はデインヒルの3×2という強いクロスにあります。デインヒル自身がNatalma(Northern Dancerの母)の3×3という強い牝馬クロスを持つこと、父FrankelがSadler's Wells、Galileoを経たNorthern Dancer系主流のサイアーラインであることからも、Northern Dancerの影響が強い繁殖牝馬と言えます。父モーリスもDanzig、ノーザンテースト、Sadler's Wells、LyphardとNorthern Dancer系の血を多く抱えた馬で、シンザン記念を制した産駒ピクシーナイトはノーザンテーストとLyphard、同2着のルークズネストはDanzigとLyphardのクロスを所有していました。本馬はSadler's Wellsのクロスに加え、デインヒルの父Danzigのクロスを3本所有します。父の成功例と似た配合は、未完に終わった母の底力を呼び覚ます効果も期待できそうです。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。