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村田牧場からラインナップされた船来の血統馬が、タレント世代により一層の厚みを持たせている。父は米国けい養種牡馬の重鎮オーサムアゲイン。自身1998年のBCクラシックを制した名馬であり、種牡馬としても2004年のBCクラシックを勝ち、同年の米国年度代表馬にも輝いたゴーストザッパーをはじめ、4頭のブリーダーズカップ勝馬を送り出した他、2013年プリークネスステークス勝馬のオックスボウや2013年のサンタアニタHを快勝したゲームオンデュードを輩出するなど、大成功を収めている。 一方の母ハーランズルビーも米GIで2着した実績馬。「アメリカのセリで、戦績、馬体、そして歩様の柔らかさを総合的に判断して導入を決めました」と村田牧場の村田康彰さんが話す通り牧場期待の繁殖牝馬だ。ちなみに、母が2着したアルシバイアディーズSはダート1700mで行われる1戦だが、米国の牝馬路線は、その辺りの距離は非常に層が厚いことで有名。また、その父ハーランズホリデイは昨年の米国の総合サイアーと2歳サイアーの両方でトップ10入りした種牡馬であり、外国産馬としてJRAで走っている産駒のエスメラルディーナが新馬、ジュニアCを連勝した他、先日行われた交流JpnIIの関東オークスを7馬身差で圧勝するなど日本競馬への適性は高い。血統的な裏付けも十分と言えるだろう。 募集本馬タレント15は、母の初仔で、牝馬ということもあって体高はそれほど高くないが、骨格がしっかりとして幅のある、いかにも米国血統馬といった印象の1頭。 「母父のハーランズホリデイの産駒は、特に2歳戦で実績を挙げていたので、本馬もきっと早い時期から競馬に使えると思います。そこにオーサムアゲインの成長力が加わるので、繁殖牝馬として将来的に牧場へ残したいという気持ちは勿論ですが、競走馬としても大変期待していますよ」と村田さん。異国で見つけた宝物への自信の現れが、その確かな口調からひしひしと伝わってきた。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。