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今春、ハギノハイブリッドがG〜京都新聞杯を制して2006年以来続いている産駒重賞勝ちの連続記録を『9』へ伸ばしたタニノギムレットの産駒タレント9が、夏を迎えて順調な成長曲線を描いている。 初年度からウォッカという不世出の名馬を送り出し、日本競馬で一時代を築き上げたブライアンズタイムの最良後継種牡馬の座を確立したタニノギムレット。今年も上記ハギノハイブリッドの他、セイクリットバレーがG〜ダイヤモンドSで2着するなど、その活躍が目立つ。ブライアンズタイム系の特徴である成長力、そして、出走した全8戦中7戦でメンバー最速の上がりを記録した強靱な末脚をスピード能力という形で産駒に伝える父。タレント9の馬体にも父系特有の特徴が散りばめられている。コロンとした体型の馬体はぎっしりと実が詰まり、骨量も豊富。大きく発達したトモ、クビ差しの力強さ、肩の盛り上がり、たっぷりとした腹袋と、そのいずれからも祖父のDNAの息吹が強く感じられる。 「今年の3月くらいから胴伸びが出てきて身体のバランスが良くなって、見違えるくらい馬が変わりました。現在、夜間放牧をしており、毎日かなりの運動量ですが、へこたれることなく元気いっぱいに放牧地を動き回っています。お陰で自然と良質の筋肉が身体全体についてきました」と谷川牧場代表の谷川貴英さん。 一方の母テレフォニカは、四代母キーパートナーを起点に繁栄を続ける名牝系出身。そのブラックタイプに目を移すと、ダンスインザダーク、ダンスパートナー、ダンスインザムードといったお馴染みの名前が登場する。 「これまでに提供した兄姉2頭をはじめ、母にはサンデー系を中心に種付けして結果に繋がらず、会員の皆様にもご迷惑をかけてしまいましたが、ブライアンズタイム系を配した今回、これならと思えるだけの馬に成長しています。楽しみです」と谷川さんが熱を帯びた確かな調子で期待の程を口にした。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。