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「冬の夜間放牧も上手に乗り越えて、考えていた以上の成長を見せてくれています。現時点で評価するなら120点満点です」と、満面の笑みを浮かべながらタイヘイ牧場ゼネラルマネージャーの八尾圭樹氏が切り出した。 父ディープインパクトは2年連続してリーディングサイアーに輝き国内No.1種牡馬の座を揺るぎないものとした。2014年度の種付け料は昨年よりさらに値上がりして、サンデーサイレンス以来となる2,000万円。それでも早々とブックフルとなった。そして、今年も当然のようにサイアーランキングのトップに君臨。5月末時点で3つのG〜タイトルを産駒が手にした他、海外ではジェンティルドンナがドバイSCを制して父の名をさらに高めた。ディープインパクトと配合することが頂点を目指す上での最短距離。それは、もはや揺るぎのない“事実”だろう。 タレント4は、父の産駒らしい柔軟性に富んだ馬体と躍動感のある動きが特徴的な1頭。トモは大きく丸みを帯び、皮膚は薄く新陳代謝の良さを思わせる。当歳時よりバランスの良さが目についたが、冬を越してそこに幅が加わった。どことなく華奢な感じもあった当歳時の印象は綺麗に拭い去られ、それでいて関節の可動域の広さと繋ぎの柔らかさは全く損なわれていない。そこから生み出される抜群の瞬発力こそがコース上で姿を現す“無双の脚”の源となるのだ。 鮮やかな緑の絨毯の上を軽快に駆け抜けるタレント4。鬣を揺らしながら走るその姿は、まるで初夏の風と戯れながら踊っているかのような錯覚すら起こさせる。 「現2歳馬の全姉は市場でも高い評価を頂戴しましたが、本馬はその全姉より1枚上だと正直感じています。こちらは母父の良さが上手くミックスされて、しなやかさだけでなく、“芯の強さ”がありそうです。母として牧場へ戻ってきた時に、会員の皆さんがその仔の提供を待ち焦がれるような、そんな競走生活を送ってほしいと思います」と大いなる期待を込めて八尾さんが言葉を結んだ。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。