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ビッグレッドファームで研鑽を積み、3年前に生産と育成を行う自らの牧場を開場した若き場主・笹島智則さんが、今回、名刺代わりに送り出すのが募集本馬ウルトラ13だ。 母はミスワキ産駒の米国産馬ミスキ。2012年暮れのラジオNIKKEI杯で勝馬エピファネイアに迫ったバッドボーイ、ダート短距離路線で存在感を示すメイショウノーベルと2頭の現役オープン馬を、これまでに送り出している。募集本馬はその半弟。父はSS産駒のマツリダゴッホに替わったが、2頭の半兄の父は共にSS系種牡馬と、相性の良さは証明済みだ。 父は、初年度産駒ウインマーレライがラジオNIKKEI賞を勝ち、いきなり重賞ウイナーを輩出。2年目産駒からもファンタジーSを制したクールホタルビ、昨年の朝日杯FSで勝馬ダノンプラチナを追い詰めたアルマワイオリが登場。比較的本格化の遅かった父のイメージを覆し、産駒は2歳の早い時期から活躍している。 ウルトラ13は、現時点で馬体こそ大きくないが、骨格がしっかりしているため遅生まれの馬にありがちな“頼りなさ”は感じない。500キロ超の半兄2頭をはじめ、仔出しの大きさには定評のある母。本馬も相応の成長曲線を描く筈だ。脚の捌きは非常に素軽く、身体全体を使ったフォームで駆ける様は、SS系の特徴である身体能力の高さをうかがわせる。芝の中距離で持ち味を発揮するタイプに違いない。 「セリだとその時点で評価されますが、クラブなら成長を確認してもらいながら評価してもらえます。生まれが遅いこの馬には、それが合っていると思いました。ターファイトさんへ初めてお世話になるということで、昨年のセールでの半兄(父ゴールドヘイロー)の落札価格(1,350万円)よりも安く提供させてもらいましたが、出来には自信があります。皆さんと一緒に夢を追いかけられたら嬉しいです」と笹島さん。自ら育成も行う若き牧場主が、夢いっぱいに『一の矢』を放った。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。