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2014年8月最後の週末。当クラブ所属馬のインカンテーションがOP特別のBSN賞を快勝した。トップハンデをものともせずに見せた横綱相撲の内容に、今後の活躍が非常に楽しみなところ。そしてこの度、父を同じくするウルトラ12がホッカイドウ競馬所属予定馬としてラインナップされる運びとなった。 父はケンタッキーダービーの前哨戦、米G〜・ブルーグラスステークスの勝馬。上記インカンテーションの他、今年の東海S4着馬ダブルスターがダート中距離路線で活躍中であり、これまで産駒が挙げた勝星は60勝中59勝がダート戦でのものと、地方所属予定馬の父としては頼もしい実績を残す。 一方の母は重賞勝馬ビーナスラインの半妹。桜花賞2着馬の曾祖母ホクトビーナスを起点にした豊かなスピードを誇るホクト一族に連なり、半兄チョウカイファイトもOP勝馬だ。 ウルトラ12はそんな母の第5仔。2002年の桜花賞馬アローキャリーを手掛けたホッカイドウ競馬の北川數男厩舎からキャリアを開始する予定だ。「JRAで活躍することが最大目標」と中島牧場代表の中島雅春さんが話すように、目指すところは認定競走を勝ってJRAへの移籍だが、成績次第では南関東競馬も視野に入れている。 例えば、同様のパターンで募集されたヤングエンパイアは、ホッカイドウ競馬でデビュー後、認定競走を勝ってJRAへ移籍。3歳夏には大井競馬へ転籍し、以降5勝を挙げて、2014年8月末現在40戦6勝の成績を残している。 「ぜひ認定レースを勝って、道営からJRAへ進みたいですね。ただ、もし目標とするところまでいかなかった場合でも、半兄のキタカイガンが大井競馬で6勝を挙げているように南関東競馬で楽しんでもらえると思います。ただし、道営で全く駄目な場合はその時点で引退を検討せざるを得ないという覚悟はもっています」と中島さん。期待と覚悟の程を決然とした口調で話しながら生産馬を送り出す。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。