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2011年夏の越後路でジャスタウェイ以下をまとめて差し切って新潟2歳Sを制したモンストールの半妹が満を持して登場だ。 募集本馬の母イソノスワローは、裸足のシンデレラと呼ばれたオークス馬イソノルーブルの仔。現役時代に中央で勝鞍を挙げることは出来なかったが、母として2番仔のモンストールが重賞勝ちを果たした他、初仔のトラストワンも今夏の新潟で1600万条件の日本海Sを快勝してOP入り。3番仔ラーストチカも今夏の降級を経て1000万条件馬だが、降級前に3勝を挙げている。しかも、それぞれの父が違うことを考えると、母の仔出しの良さは特筆ものだ。 一方の父ハーツクライは今春産駒が大ブレーク。ヌーヴォレコルトがオークスを制し、ワンアンドオンリーがダービー馬に輝いた。そしてドバイデューティーフリーを快勝したジャスタウェイは、日本調教馬として史上初めて世界競走馬ランキングの単独首位の座に輝き、2014年8月末現在、その座をキープ。今、最も『ホット!』な種牡馬だ。 「ひと言で言えば『洗練された良い馬』ですね」と村下農場代表の村下公典さんが自慢の生産馬を前に相好を崩す。 募集本馬ウルトラ6はハーツクライ産駒らしい脚長の体型で、とても見映えのする上品さ溢れる好馬体。放牧地では俊敏な動きと、手先の軽やかさが際立ち、芝の中距離からクラシックディスタンスがいかにも向きそうな1頭だ。 「言葉は悪いですが、種馬としては決して超一流とは言えないマイネルラヴやアドマイヤマックス、スウェプトオーヴァーボードとの配合で、これだけの“実績”を残している母ですから、種馬の格から言えば、さらに上を期待すること、もっと言えば『夢』を託すことが出来ると強く感じています。この仔に関しては誰よりも私自身が一番ワクワクしているんです」と村下さん。その口調の力強さと表情からは“手応え”の大きさがひしひしと伝わってきた。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。