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「当歳の頃から幅のある馬でしたが、母とは少し体型が違うなと思っていました。それが冬の間にどんどん横幅が出て、成長するに連れて、やはり母の仔だなという印象が強くなりました」とナカノファーム代表の中野富夫さんが話すのは募集本馬ビクター8について。もともと当歳時から上背はあって立派な馬格をしており、同期の馬と比べても頭ひとつ抜けた存在だったビクター8だが、ひと冬を越して、その立派な馬格はそのままに横幅が加わった。その頼もしい成長ぶりには中野さんも思わず相好を崩す。 父ヘニーヒューズの産駒は、これまでJRAで出走した14頭中11頭までもが勝ち上がり、うち4頭が重賞勝ちという驚異的な“高打率”。ヘネシーからストームキャットへと遡る北米競馬の要素がギュッとつまった父系で、同じへネシー産駒でひと足先に日本に導入されたヨハネスブルグは2013年のファーストシーズンサイアー1位になった。抜群の日本適性も頷けるというものだ。2016年もモーニンがG〜・フェブラリーステークスを、デビューから282日というダートG〜では史上最短となる勝利をコースレコードで飾った。来夏以降、本邦初年度産駒がデビューを迎えるが“勢力地図”を塗り替えることも夢ではない。 「最近は、どんどん気の強いところが出てきて、これまでは別の馬がグループのボスだったのが、いつの間にかこの仔に替わってました。心身ともに当歳時よりグンと頼もしくなって、競馬場で走る姿が今から楽しみでなりません。それ に、母アデュラリアが産んだ初めての女の子ですから、後継牝馬としての期待も当然あります」と中野さん。その言葉からは、ゆくゆくは無事に牧場に帰ってきて欲しいという中野さんの愛情が伝わってきた。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。