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これほど発達した当歳馬のトモにはついぞお目にかかったことはありません。後駆の推進を司るそれぞれの筋肉の境界がくっきりと浮かび上がる様子は、まるで歴戦の古馬のようです。さすがは時代の寵児ヘニーヒューズ、日本での再デビューも間違いなく華々しいものになるぞ、とため息を漏らしていたところで本馬の母の名を聞かされると、ああ、さもありなん、と思わず膝を叩いてしまいました。母はダート戦では大きく崩れることなくオープンにまで上り詰めましたが、とりわけ1400m戦での輝きは格別で、6戦4勝3着2回と言うほぼ完璧な成績を残しています。3歳500万下の平場戦ではのちに交流重賞の常連となる2頭を子供扱いし、準オープン卒業の一戦では1200通過が1.10.3という激流を持ったままで生み出しながらも、後続を寄せ付けずに好タイムで楽勝しています。その後は無理せず、セカンドライフに備えて早々に引退を決めたのは少し残念でしたが、本馬のこのトモを目の当たりにすると、あの時の判断は間違いでなかったとようやく心得ました。本馬が母の夢の続きを見せてくれる日が、今から楽しみでなりません。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。