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絶対王者ディープインパクト追撃の1番手であり、貴重な“非SS系の旗手”である種牡馬キングカメハメハ。これまでに13頭のチャンピオンホースを送り出し、産駒が獲ったG〜級タイトルは35。今年は、産駒レイデオロが第84代ダービー馬の座に就いた。正に“チャンピオンメーカー”。となると、誰もがその産駒を求めるところだが、近年は体調面を優先して種付け頭数を抑えているため、2012年以降、50頭、110頭、72頭と血統登録された産駒数は多くない。2016年産馬も同様で、ゆえに、セリに上場されたり、クラブで募集されるキングカメハメハ産駒は決して多くない。 そんな中、チャンピオン牝馬との間に生まれたキングカメハメハ産駒を皆様へご案内出来ることを大変嬉しく思うのと同時に、生産者の心意気の熱さを感じる。 募集本馬ジール11は、カワカミプリンセスの5番仔。その馬体は、クビ差しから肩周りにかけての造形は肉厚で胸前が深く、腹袋もしっかりと存在感がある一方、背腰のトップラインは流れるような曲線を描き、血統馬らしい品の良さを漂わせる。飛節の造りも理想的で、トモが生んだ推進力をロスなく地面へ伝えることが出来るだろう。グッと沈み込むフォームで駆ける様は、放たれた矢の鋭さを思わせる。 気性は母譲りの激しさを内包しているが、グッと自制の利く賢さも持ち合わせており、これまでの兄姉と比べると気性面の懐が深い。 「本馬は、大きいところを目指してキングカメハメハを配合しました。素晴らしい出来と感じていますし、西浦調教師も資質の高さを認めてくれています。きっと大きく羽ばたいてくれるでしょう」と三石川上牧場代表の上山浩司さん。雲一つない空を見上げながら、チャンピオンの血が描く輝く未来へ想いを馳せた。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。