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2010年の第44回フィリーズレビュー(G〜)を後方一気の脚で制したサウンドバリアーの半妹が登場だ。母スリーピングインシアトルは、シアトルスルー産駒の北米産馬。その母のレイディズシークレットはG〜11勝を挙げ年度代表馬にも選ばれた北米競馬を代表する名牝だ。一方の父ダンカークは、1歳時には370万ドル(当時のレートで4億3千万円)で取引された良血馬。現役時代にG〜タイトルには届かなかったが、種牡馬入り後、初年度産駒が大活躍して北米2歳新種牡馬チャンピオンに輝いた。日本では昨年から供用を開始しているが、その前年にシンジケート結成が発表されると申し込みが殺到。結局、当初予定から株数を増やしたエピソードからも評価の高さが窺える。本邦初年度産駒は2018年デビュー予定だが、既に3頭が外国産馬として走り2頭がデビュー勝ちで、残す1頭も初戦2着。現役活躍中のフォンタネットポーは、軽快な先行力を武器に芝とダートの1400m戦で3勝を挙げている。その産駒は総じてスピードに秀でた印象だが、自身9Fと12FのG〜で2着しており、距離の融通が効く産駒も登場するだろう。「シアトルスルーの2×4を狙って種付けした(笹地牧場代表笹地清幸さん談)」というジール10。まだ幼い部分を多く残しているが、馬体の輪郭がシャープで、頭部の造りが軽く、バランスの良さが目立つ。放牧地では柔軟性に富んだバネのある動きを見せており、今後の昼夜放牧を経て、どのように鍛えられていくのか、楽しみな素材だ。「動きが素軽くて、格好も好きな形。種馬は違いますが、サウンドバリアーと雰囲気が似ています。母も高齢で、恐らく最後の仔になると思いますので、良い結果を出して牧場へ戻ってきてほしいですね」と笹地さん。愛情と期待とプライドを込めて送り出した。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。