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「母は小柄で、仔出しも小さい傾向がありますが、2月生まれということはあるにせよ、とても立派な馬格に出ました。自信を持って提供出来ると感じています」とエムエム、ヤマダファーム代表の山田盛文さんが、飛びきりの笑顔を浮かべて胸を張る。ボムシェルは2歳夏の小倉でデビュー。勝ち味に遅い面はあったが、デビューから8戦連続で3着以内をキープするなど、全30戦中16戦で掲示板を確保し、4000万円超の賞金を獲得した。デビュー戦ではレコード決着の2着し、古馬になってからも新潟千直の飛竜特別を快勝。身上のスピードと仕上がりの早さは、2代母父のラーイの良さを色濃く感じさせるものでもある。父は、2013年のマイルCSを制したディープインパクト産駒。2〜6歳まで大きな故障なく一戦級で走り続けた仕上がりの早さと頑健さ、そして成長力は、父として大きな可能性を秘めていると言えるだろう。血統背景も活力に溢れ、半兄フラワーアリーは北米G〜勝馬で、父としてもアイルハヴアナザーを輩出。全弟スピルバーグも天皇賞馬だ。腰を悪くしたため、初年度は64頭の種付に留まったが、種牡馬入り発表後、瞬く間にブックフルとなったように評価はすこぶる高い。「この牝系だからね。速いよ」と話す山田さんの言葉通り、放牧地で見せるジール1の動きは機敏で軽快だ。特に“ゼロ発進”からの加速振りと、トップスピードに達してからの流れるような動きが素晴らしい。前駆の発達が目立つ体型で、繋ぎには適度な角度があり、クッションの効きも十分。そして時折見せる母譲りの向こう気の強さに、山田さんが頼もしげに目を細める。「畠山調教師もひと目で気に入ってもらえました。楽しみしかないですよ」と山田さん。その短く、力強い言葉に自信の程が窺い知れた。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。