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ターファイトクラブでは、牧場毎の考えが募集馬に反映されるため、“違い”が浮き彫りとなり易い。今回の2歳馬募集に2頭の生産馬を送り出す荻伏服部牧場について言えば、近年の提供馬の多くが2歳6〜7月にデビュー。その他、牧場名義で走る募集本馬の全姉レディライクも2歳6月にデビューすると、3歳2月末現在、8戦して4度掲示板圏内を確保している。言わずもがなだが、早期デビューを目指す上では、体質の丈夫な馬であること、そして1歳秋から2歳春の育成が重要。「怪我やアクシデントは仕方ないけど、人がコントロール出来る部分については、しっかりやります。会員さんだって自分の馬がレースでたくさん走ったら楽しいだろうし、数使えば、その分勝つチャンスが増えるからね」と同牧場代表の服部英利さん。ジール17は、上背と適度な幅を備えた身体つきで、馬体重476キロと不足なく、一方で肩周りは十分な量の筋肉に覆われており、四肢の踏み込みは安定感がある。母の兄姉に、OPで活躍したクリスタルヴィオレや、新潟芝直千で快速ネロを降したフレイムヘイローがいる名うての『気で走る牝系』。前肢の出も良く、手先の軽い捌きは、いかにも芝向き。マイル付近を主戦場にするスピードとパワーを兼ね備えたタイプとなりそうだ。『前向きな気性ですが、姉より扱いやすく、馬格とパワーもある』とは、育成を担当するスピリットファームの評価。坂路を駆け上がる姿からは実戦向きの鍛え上げられている感じが伝わってくる。「母はTCへ一旦入厩した後に骨瘤が出て、デビューが2歳12月までズレ込みましたが、元来この血統は、早くからでも動けますからね。本馬も怪我がなければ、早い時期からの競馬が目標です。会員さんと一緒にたくさん競馬を楽しみたいです」と服部さんが弾む声で言葉を結んだ。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。