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2006年の桜花賞馬の仔がバヌーシーに初登場です。母は3歳3月に未勝利を脱出すると、その1ヶ月後には3歳牝馬の頂点へ駆け上がったシンデレラガールでした。父ロードカナロアはスプリンターズS、香港スプリントを連覇するなど、歴史にその名を残した名スプリンター。2017年にデビューした初年度産駒が大活躍中なのは、ご存知の通りです。両親から受け継いだスピードと勝負根性はもちろんのこと、貴公子然としたその雰囲気にも大いに期待を寄せたくなる1頭です。◆◇◆◇◆配合診断◆◇◆◇◆母キストゥヘヴンは桜花賞馬で、3代母スイーブはエリザベス女王杯のロンググレイスなどを産んだ名繁殖牝馬。そこに次代リーディングサイアーと目されるロードカナロアが配されました。本馬のように母系にサンデーサイレンスとノーザンテーストとトニービンの血を併せ持つロードカナロア産駒は、これまでJRAに9頭が出走し、ケイデンスコール(新潟2歳S、NHKマイルC〜2着)、グルーヴィット(ファルコンS〜2着)、ゴールドギア(現役3勝)など6頭が勝ち馬となっており、平均賞金は2376万円。ロードカナロア産駒全体が1245万円ですから倍近く稼いでいることになります。またロードカナロアは母の父が中距離型のほうが大物を出す傾向があり、本馬の場合、その部分がダービー馬アドマイヤベガなのも好感。好調なロードカナロア産駒のなかでも成功率の高い配合パターンと言えるでしょう。(血統評論家・望田潤)
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