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僅か3世代の稼働で今年のダート総合サイアーランキングの2位につけるなど本邦産駒も軽快に勝鞍を積み重ねるヘニーヒューズの産駒が登場だ。アジアエクスプレス、モーニンといった外国産馬が大活躍したヘニーヒューズは、本邦産駒においても、これまでにワイドファラオとドンフォルティスの2頭が重賞勝ち。仕上がりが早く、そして特筆すべきは勝ち上がり率の高さだ。JRAに限っても、1年目産駒は出走106頭中43頭、2年目産駒も93頭中43頭が勝ち上がり。しかも単なる早熟馬とは一線を画す成長力を備えており、初年度産駒は21頭、2年目産駒は26頭が2勝目を挙げている。一方、ブレイズ22の母系は、クイーンC2着馬クリスタルヴィオレや韋駄天フレイムヘイローなど、早い時期から活躍した馬が並ぶ。半兄エンパイアシュアーも2歳6月デビューで、2戦目で勝ち上がった。本馬も仕上がりの早さとスピードは大いに期待出来そうだ。「今年の1歳夏募集に提供予定でしたが、写真撮影前日の放牧中に左後肢を外傷してしまってね。競走能力に影響する怪我ではなかったですが、生々しい傷のある姿で、というわけにいかないですからね。傷が治るのを待って、今回改めての提供です」と話すのは荻伏服部牧場代表の服部英利さん。ご覧の通り、傷跡も奇麗になくなり、11月中旬現在、僚馬ブレイズ21と共に門別競馬場の田中正二厩舎で育成を開始した。その馬体はバランスの良さが目立ち、骨量のあるしっかりとした骨格にガッシリとした肩、そして厚みのある筋肉が馬体の充実振りを押し上げる。頭部は小さく、表情は凛として、動かしてみても反応鋭く、如何にもスピードタイプと言った様相だ。「年内は道営で進めて、年明け以降は美浦近郊のスピリットファームで仕上げて関西へ送り込むプランです。勿論、早期の使い出しを目指すのは“大前提”です」と服部さん。改めてのVサインで生産馬を送り出した。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。