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梅田牧場のエース繁殖牝馬から4年ぶりに誕生した駿馬を皆様にご紹介する機会に恵まれたことに感謝したい。 母のマリーンウィナーは、船橋競馬で5戦(2勝)したのち、JS繁殖セールを経て梅田牧場に導入された。北米GI4勝馬で、シングスピール、ラーイという2頭の成功種牡馬の母でもあるGlorious Songが4代母として登場する名牝系の出身。「母を初めて見た時、凄くいい馬だと思いました。気性が激しい処があって、競馬では上手く能力が発揮できない面もあったみたいだけど、回数もそんなに使っていないし、繁殖としての能力は高いと感じて導入を決めました」と梅田牧場代表の梅田幹也さんが振り返る。 そして、その直感が正しかったことは、母の3番仔ホワイトフーガによってほどなく証明される。JBCレディスクラシック連覇をはじめ交流重賞7勝を挙げた“芦毛の女傑”の活躍は記憶にまだ新しいところ。また、母の仔はホワイトフーガを含め5頭中4頭が中央で勝利しており、ペイシャバラード、スペシャルホースの2頭も中央3勝馬。そんな母の4年ぶりの仔であるクレスト14は梅田さんにとって掌中の珠のような存在だ。 父は、5歳時の高松宮記念をレコード勝ちした晩成のスプリンター。オールドファンには懐かしい、サクラユタカオー、サクラバクシンオーの系譜を辿り、日本競馬界きってのスピードの遺伝子を受け継ぐ新種牡馬だ。「母は4年間空胎が続いていて、その年のシーズン中に父の受胎率が驚異的だという噂を聞きつけ、すぐ種付けしました。勿論、種牡馬としてポテンシャルの高さは大前提です」と梅田さん。 「馬産地では“空胎が続いた後の仔は走る”と言われていて、実際、そんなケースはいくつも見てきました。そして、本馬の成長過程を見て、改めて期待できると確信し、多くの方と喜びを共有出来たらとの想いで提供を決めました」と梅田さんが力強く牧場の宝を送り出した。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。