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2007年のユニコーンS勝馬のロングプライド、そして2017年のGIIIシリウスSと交流JpnII名古屋グランプリの覇者であるメイショウスミトモという2頭の重賞ウイナーの妹が、輝きを放つその時に向けて、さらに磨きが掛かってきている。 募集本馬クレスト9は、半兄メイショウスミトモの父ゴールドアリュールからその息子のコパノリッキーに父は替わったが、「同じ父系ということで、気性や雰囲気はその兄と似た部分は結構多いです」と坂本智広牧場の坂本一政さんが胸を張る。 ゴールドアリュール産駒の父コパノリッキーが現役時に積み重ねたGI/JpnIタイトルは合計11個で日本競馬史上最多記録だが、中でも最も真価を発揮したのはGI7勝を挙げたマイル戦だろう。キャリア後半には、逃げて良し、差して良しの万能性を身につけてレースを支配。タイトル奪取を目指すインカンテーションも、2015年フェブラリーS、2017年かしわ記念と2度にわたって跳ね返された。SS系ダート種牡馬のフロントランナーとして数多くの活躍馬を輩出した父ゴールドアリュールが亡くなり、2018年から種牡馬生活をスタートさせたコパノリッキーには後継種牡馬として大いに期待が集まるが、父よりスピード面がより強調されているのはプラス材料だ。 クレスト9はダート馬という血統的なイメージからすると、やや細身にも映り、むしろ芝でもと思ってしまう程の素軽さを感じる。「この兄姉は育成に入ってから一気に身体が出来て幅が出る馬が多いので、牧場の段階でこれ以上意図的に肉厚な馬体にしてしまうとしなやかさが失われたり、成長そのものを邪魔しまうこともあるので、今の雰囲気を維持するように、狙って管理しています。現状を見ると、芝もこなしてくれるかもしれませんが、高柳調教師とも“ハナからダート1本で”という認識で一致しています」と坂本さんはキッパリ。手塩にかけて育んだ生産馬を送り出す日はもうすぐだ。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。