内訳を見る
獲得金はプレミアム登録でご覧になれます。
「ひと言でいえば順調。それ以外の言葉は思い浮かばないですね」 昨年秋の当歳募集開始から約7カ月。笑顔でそう話す静内ファーム代表の原将太さんが視線を向けた先にクレスト4が姿を現した。降り注ぐ陽光に実によく映える、ひと回り大きく成長した黒鹿毛の牡馬が誇らしげにスッと立つと、途端にワクワク感がこみ上げてくる。 クビ差しから背中にかけてゆったりと伸びのある好身体で、当歳時はややシャープに映った身体には、春先頃からグッと筋肉量が増えた結果、身体のラインは優雅さを残しつつ、祖父ダイワメジャーを思い起こさせるパワフルな馬体へと進化を遂げた。長めの繋ぎは柔軟性に富んで手先の返しも強く、関節の節々は大きくいかにも丈夫そうで、真っすぐ伸びた四肢の骨量も十分だ。 昨夏デビューした父カレンブラックヒルの初年度産駒は、43頭がJRAで出走し、そのうちの4割弱に当たる16頭が2020年5月末時点で勝ち上がった。産駒は芝、ダートの両方で適性を示し、スピードがあって仕上がりも早く、セイウンヴィーナスが重賞のクイーンCで3着、メルテッドハニーはOPのマーガレットSで2着と、芝のマイル前後の距離での活躍が目立つ。そして、6月2週目から始まった1回函館競馬では、開幕週の新馬戦2鞍を父の産駒2頭が揃って逃げ切り勝ち。2世代目産駒も好発進だ。 また、クレスト4の半兄で現3歳馬フリーフローは、1月の中山競馬で新馬勝ちを飾ると、クラス4戦目となった6月20日の東京開催、ダート1600mで直線一気の追い込みを決めて1勝クラスを卒業。父がバーディバーディからカレンブラックヒルに代わった本馬は芝での活躍が大いに期待できそうだ。 「日を経るごとに期待通りの成長を見せてくれているので、会員の皆さん以上に僕らも楽しみなんです。一緒に本馬を通じて競馬を楽しめたら最高です」と原さんが弾む言葉で期待のほどを教えてくれた。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。