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赤みがかった鹿毛の美しい毛並みを纏いたるはタイキエイワンの20年産。2015年産のタイキメサイアから、長らく募集馬ラインナップに名を連ねたタイキエイワンの仔も、本馬が最後の募集産駒となります。母の産駒は前後の均衡が整っていて、スラっとしたタイプに出る傾向が強かったですが、本馬は隆々と逞しい肩回りと、大きく丸みを帯び、かつ幅のあるトモが特徴的で、全体的に筋肉質な印象を抱かせる馬ですね。現時点でも430kg超の十分な馬体重がありながら、背中から腰にかけてせり上がるようなラインで、かなりの腰高な様子からも、今後さらに大きなフレームを手に入れることはほぼ間違いなく、文字通りの意味も含めて、これまでとは毛色の違う仔だと感じています。性格は比較的温厚で、放牧地では自然と他の馬が集まるような、頼れるボス的なポジションの馬でした。走り出すとしなやかさが際立ち、トモを大きく踏み込んでグンッと力強く加速していきます。背中の伸びが秀逸ですね。タイキトゥインクルのデルニエエトワール、ニチドウジョリーズのタイキドミニオン、タイキラナキラのシーオブドリームス、遡ればヤエノジョオーのタイキパーシヴァルなど、最後の募集産駒というものは、とかく不思議な後押しを得るものです。本馬もその例に倣う気がしてなりません。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。