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時の流れは早いもので、クラブの馴染の顔となったマロノヴィーナスの初仔タイキマロンが母として帰ってきました。注目のファーストクロップには、香港ヴァーズ(G1)も制したグランプリホースのサトノクラウンを配しました。父にとっても、20年産が初年度産駒で、聡明な性格で均整が取れた丈夫な馬体の仔を出すと、生産関係者の評価は上々です。本馬もそれに倣い、前後がバランス良くまとまっており、怪我や幼少期特有の関節系の問題とは無関係に育ってきました。性格は、どっしりと構えるように落ち着いていて、精神的な成熟は他馬と比較しても進んでいるように思います。放牧地ではスタッフの姿を見れば寄ってきてじゃれてくるなど、時折子どもらしい無邪気なところを見せますが、馬運車への乗り込みや、写真撮影に向けての馴致など、てんやわんやの他馬に率先して受け入れてくれる頼もしい面もあり、本馬の懐の深さを感じますね。本馬は出生時、お産の兆候なく気が付いたら放牧地で産まれていて、人の手が入っても命がけなお産を母仔の力で乗り越えた、というエピソードがあり、そういう経験も度量の広さに反映されているのかな、と思っています。動きの面では、シャキシャキとリズムの良い脚の運びで、四肢の回転が速くてスムーズなフォームで草地を駆けています。自然が生かした仔、ネイチャーガールをよろしくお願いします。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。