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香港ヴァーズを2度制したトップホースの半弟が加入しました。バヌーシーにとっては、2021年クイーンエリザベス2世C(2着)におけるラヴズオンリーユーとの激戦も記憶に新しいグローリーヴェイズ。その半弟であり、惜しまれつつ種牡馬を引退したハーツクライのラストクロップとあれば、その価値は青天井と評しても過言ではありません。これだけの血筋でありながら、小柄な馬体が嫌われてセレクトセールでは価格が伸びませんでしたが、兄も同セール上場時は小ぶりでした。本馬もまだまだ幼さを残す馬体ですが、踏み込みの大きさや機敏な反応には確かな素質が感じ取れます。母系は曾祖母であり、史上初の3冠牝馬となったメジロラモーヌを送り込んだアマゾンウォリアー系。長年メジロ牧場で培われた一族の成長力に疑いの余地はありません。◆◇◆◇◆配合診断◆◇◆◇◆年を経てかつての活力がやや失われつつあった名門アマゾンウォリアー系ですが、2000年代になると母の父リンドシェーバーのフィールドルージュが川崎記念を制し、アドマイヤコジーンを経由したコウソクストレートがファルコンSを制するなど、スピード系の血を取り込んで復調してきました。スウェプトオーヴァーボード肌にディープインパクトを配合して生まれたグローリーヴェイズは、その成功例の最たるものと言えます。ディープインパクトと同じ本格派のサンデーサイレンス産駒であるハーツクライを迎えた本馬も、方向性は兄と同じ。Lyphardの4×5を所有する点も共通しており、血統構成は香港ヴァーズ2勝の兄と16分の13の同血となりました。成長力と長打力に定評のある父なら、母系の底力を余すことなく引き出してくれるでしょう。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。