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「どうしたらこの馬の血を発展させることが出来るのか。そればかり考えています」と土田ファーム代表の土田陽司さんと話すのは、レオパステルについて。重賞3勝馬トウカイトリックの半妹で、父はキングカメハメハ。デビュー時420キロと馬格には恵まれなかったが、小気味良いスピードと先行力を武器に2歳秋のデビュー戦を快勝。その後、引退する迄に4つの特別勝ちを含む全5勝を芝1200m以下で記録し、アイビスSDでも4着したスピード自慢だった。これ迄の母の仔は、レオハイセンスが芝直千の閃光特別勝ちを含む2勝。アスクチャンプガイは2020年のセレクションセールで5000万円超の評価を得た。これまでハーツクライ、ジャスタウェイ、ブラックタイド、キズナを配合してきた母の配合相手に、セントウルSなど重賞6勝のメイケイエールやシルクロードSなど重賞3勝、高松宮記念2着のナムラクレアを送るミッキーアイルを迎え入れた。土田さんが辿り着いた答えは「スピードを重ね合わせること」だ。フェイマス14は、1歳5月末の馬体重は352キロとまだ全体に幼さを残すものの、短い背とやや立ち気味の肩、そして高い位置にある飛節にはスピード馬の特徴がよく表現されており、「生まれた時から活発な仔。放牧地の動きにはスピードと瞬発力を感じます」と話す土田さんの声も明るい。加えて、母にとって3年振りの仔。活力は十分だ。「4月末生まれの牝馬で現状は小柄ですが、1歳5月に育成場へ移動済です。この先の成長をよく見ていただきながら検討していただけたらと思います。初年度から2世代連続で小倉2歳Sを制している父の産駒は、仕上がりの早さとスピードが武器。母との組み合わせで、速さをさらに強調しました。よろしくお願いします」と土田さん。結果を残せなかった半姉パステルブーケの分までと力を込めて生産馬を送り出した。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。