内訳を見る
獲得金はプレミアム登録でご覧になれます。
パイロ産駒の半姉エボルブ8ことアルプスオジョーがデビューに向けて順調だ。牝馬ながら500キロ超の馬格を誇り、今年3月には美浦近郊の育成場へ移動。ゲート練習も順調にこなし、既に入厩の話も持ち上がっている。今回、ご紹介するフェイマス16はその半妹。1歳5月末の馬体重は443キロと同時期の姉に負けず劣らず雄大で、そして姉よりも骨太。そして筋肉量的にもさらに恵まれた迫力の馬体の持ち主だ。父ニューイヤーズデイは米ブリーダーズCジュヴェナイルの優勝馬。同世代に無敗でGIキャッシュコールフューチュリティを圧勝したシェアードビリーフがいたために2歳牡馬チャンピオンのタイトルは逃がし、またBCジュヴェナイル後に骨折が判明したため3歳春からスタッドインとなったが、2世代目産駒から稀代の名馬マキシマムセキュリティ(2019年米エクリプス賞3歳牡馬チャンピオン)やGIクレメントLハーシュS優勝馬ファイティングマッドを送り出した。その父は歴史的名牝ゼニヤッタ(北米賞金女王)やウインクス(GI勝利数世界1位)を送り出し「競馬の歴史を変えた」とまで言わしめたストリートクライ。マキシマムセキュリティの活躍を受ける形で2019年に日本に導入されたニューイヤーズデイは、2020年シーズンから社台SSで供用を開始。現2歳馬が本邦初年度産駒となる注目の新種牡馬だ。父を配合した理由について「芝でも、ダートでも楽しめそうだから」と米田牧場専務の米田剛文さん。フェイマス16は、重厚感がありながら前肢がしなやかに伸びる。それは背中が柔らかく、膝関節や股関節も柔軟に動かせるからだろう。その辺りはニューイヤーズデイの特徴がよく出ており、米田さんの狙いがズバリ表現されている。「放牧地の動きは柔らか味を感じます。ダートの走りも楽しみですが、牝馬ですから3歳春は芝のマイルから中距離で活躍してほしいですね」と米田さん。その胸は期待で大きく膨らんでいる。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。