内訳を見る
獲得金はプレミアム登録でご覧になれます。
昨年の札幌2歳Sを勝ち、今春のオークス3着馬ドゥーラを送ったグランデファームから、究極の二刀流を狙える良血牝馬がラインナップされた。母は伏竜Sでルヴァンスレーヴを完封したドンフォルティスと1歳違いの半姉。しかもパイロ産駒ながら3歳春は桜花賞を目指してエルフィンSに出走した。この時は勝馬からコンマ3秒差の4着だったが、クビ差先着を許した3着馬ミリッサはこの日の1番人気馬で、のちにチューリップ賞で3着リスグラシューにコンマ1秒差まで迫った馬だ。その後、ラーナアズーラは得意のダートで2連勝。非凡な能力を示している。「この配合には自信があります」とグランデファーム代表の衣斐浩さん。名種牡馬プルピットの母Preachと、ドレフォンの祖父テイルオブザキャットの母Yarnの4×4全姉妹クロス。これは41年振りに誕生した米国不敗の三冠馬ジャスティファイの血統表にも見られるクロスで、それをサポートするかのようにミスタープロスペクターの継続クロスとゴーストザッパー、ストームキャット、ニジンスキー、ワイルドリスクといった名種牡馬の血が散りばめられているのも同じだ。「大いに意識していた」と話す衣斐代表の言葉にも力が入る。1歳6月時点で馬体重は441キロと、月齢を抜きにしても十分なサイズに成長。皮膚は薄く、歩く姿は力強さの中に柔軟性を感じさせる。そして、5月生まれらしく馬体には成長の余地を多く残しており、容量の大きな後躯と肩周りの筋肉には豊かな将来性が垣間見える。「この馬の最大の長所は大きな推進力の源になりそうな後躯」と衣斐代表が胸を張るのも納得だ。父は初年度産駒からジオグリフ、そしてタイセイドレフォンを送り出すなど高い期待にしっかりと応え、2年目産駒からもコンティノアール、クールミラボーを送り出したドレフォン。「世界に通用する馬を創りたい」というグランデファームらしさに満ちた1頭だ。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。