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昨年7月に2歳新馬戦を勝ち、1勝クラスのアスター賞でも2着したシルヴァーゴースト、そして日本ダービー前日の5月27日に美浦の田中剛厩舎に入厩し、6月2日にゲート試験に合格して競走馬としての一歩を踏み出したアムンラーの半弟フェイマス15がTFC夏の1歳馬募集に登場だ。母アンヌは、デビューから7戦で3勝を挙げたトロワプレジール、そして春雷ステークスなどJRAで6勝のサカジロロイヤルの半妹。そして母自身『黒、桃格子、桃袖』の勝負服で走ったクラブ卒業生だ。残念ながらJRAで勝利することは叶わなかったが、牧場時代の評価は活躍した兄たちを上回るもので、実際に2歳夏に新潟競馬場の芝1600mで行われた新馬戦には注目の1頭としてデビューした。残念ながら、幼さゆえに結果を残すことは出来なかったが、今でも中島牧場代表の中島雅春さんが「期待の血統馬でしたし、その期待以上に本当に良い馬だと思っていました。今でもその思いは変わらない」と悔しさを滲ませる。しかし、そうした中島さんの思いは、繁殖牝馬として晴らしつつあるようだ。フェイマス15は写真でご確認いただける通りの好馬体で1歳5月末の馬体重は429キロ。首さしは太く力強く、背中が短く見えるほどに長く発達した腰。そこから生み出されるパワーをしっかりと受け止める前脚の膝下は短く、健康的だ。父はダート種牡馬の雄マジェスティックウォリアー。昨年の1歳市場では55頭が上場され、そのうち45頭が取引されている。その血は、今後大いに整備されるダート路線でこそ輝きを放つだろう。「どちらかと言えばシルヴァーゴーストに似ている気もしますが、牡馬に生まれた分、パワーアップしています。血統的にも仕上がりは早いはずですし、コンスタントに楽しめる馬になって欲しい」と中島さん。笑顔と共に自信のラインナップだ。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。