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日本のみならず、世界中から注目されているカリフォルニアクロームの本邦産駒が2世代連続でラインナップとなった。昨年、セレクションセールで父の産駒20頭が狭き門を潜り抜けて選抜されたことを報告したが、その20頭は5960万円を筆頭に、16頭が平均2000万円という価格で落札された。さすが米年度代表馬2回の歴史的名馬。ひと足早く産駒をデビューさせた北南米からはチリ2000ギニー勝利、米国芝重賞の勝利など朗報が届いている。今夏からデビューする本邦初年度産駒への期待は膨らむばかりだ。フェイマス18は、昨年11月に芝1200mの2歳未勝利戦で勝ち上がったトロピカルヒーローの異父妹。母も2歳夏にダート1200m戦で勝ち上がっており、その後は芝路線を歩んで、いずれもOPのすずらん賞とカンナS、クリスマスRSの3レースで3着と早い時期から活躍。3歳夏の長万部特別では、古馬相手に2馬身差で勝利を飾り、4歳夏にも芝1200m戦を逃げ切った。仕上がりが早く、そしてスピードに優れたファミリーだ。今年5月にMAXトレーニングFへ移動してきたフェイマス18。まだ子供っぽさを残す馬体だが、全体的なつくりは軽く、数字以上に大きく見せる。肩関節と股関節の可動域が広く、それゆえに前肢はしなやかに伸び、高い位置に飛節が設けられている後駆は深く、力強く踏み込まれる。現在は夜間放牧で基礎体力を養う日々だが「母の育成もウチで担当しましたが、母より軽くて柔らかい動きに光るものを感じます。1歳5月末で340キロと現状小柄ですが、母は大きな馬でしたし、その初仔トロピカルヒーローも今では500キロ近くまで体重を増やしていますから、本馬もまだ大きくなる筈です。順調なら10月頃には騎乗馴致をスタートさせたいと思っています」とMAXトレーニングファーム代表の中脇光さん。力強いメッセージと共に提供馬を送り出す。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。