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昨年12月のクイーン賞(JpnIII)では、バゴ産駒がワンツーフィニッシュ。年明けの京成杯(GIII)でも、僅かにハナ差及ばなかったものの1番人気に推されたブラックバゴが2着と力を示した。昨年暮れ以降、バゴの産駒が存在感を放っている。 仏2歳王者決定戦のクリテウム・ド・サンクルーや凱旋門賞などGI5勝を挙げ、引退後は日本で種牡馬入りしたバゴ。すると、初年度から菊花賞馬ビッグウィークと桜花賞2着馬のオウケンサクラを輩出。以降もクリスマスが函館2歳Sを勝つなど産駒はコンスタントに活躍を見せていたが、いま再び注目を集めている。 一方の母ニシオマジョリックはJRAで3勝を挙げたデインヒル産駒の持込馬。半姉には欧米の重賞2勝馬マルティニケがおり、祖母マジョリックは80年代の欧州を代表する名牝ダンシングメイドの半妹だ。「この血統がどうしても欲しくて、無理を言って譲ってもらいました」と話す笹地牧場代表の笹地清幸さんの言葉も頷ける。 タレント26は、写真をご覧いただくと分かるように、やや薄手ながら非常にバランスのとれた垢抜けした好馬体の持ち主で、「牝系のスケールに相応しい、思い描いていた通りの出来」と笹地さん。前進気勢に富んだ前向きな気性で、背中を上手に使ったストライドの大きなフォームが特徴的だ。 「11月から育成を開始して、1月中旬現在、距離をしっかり乗って基礎体力の強化を図っている段階です。一見地味な内容ですが、ここが一番大切。競走馬としての土台となる部分ですからね。丁度身体が上に成長している時期で、これからは全体に筋肉が備わって、さらに良くなると思います。これは走りそうですよ」と、育成を担当するNo9.ホースTM代表の木村忠之さんも笑顔で応じる。 『欧州を代表する名牝を育んだ牝系には、欧州の血が良く合う』。粉雪の舞う中、タレント26の凛とした立ち姿は、まるで我々に対して、力強くそう告げているかのように見えた。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。