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「クラブへの提供馬は“出来の良い馬こそ”の気持ちで選んでいますし、母がクラブでお世話になった馬なので、良い仔が出たらと思っていました」と谷川牧場代表の谷川貴英さん。曇りのない表情で見遣った広い放牧地の中に、募集本馬アプローズ6がいた。母のアワーオアシスは、JRA6勝馬(平地、障害含)の半兄シャフツベリーと同じく黒胴、桃格子、桃袖の勝負服で走りJRAで2勝。しかも、1000万下への格上げ初戦の彦星賞で2着し、脚部不安で引退する直前の横手特別でも3着したことを考えると、能力的には“それ以上”だろう。また、母の半妹ジャミーラの仔には、準OP馬トロワプレジールや京阪杯3着馬のサカジロロイヤルがいる。父のヴィクトワールピサは初年度産駒から桜花賞馬ジュエラーを誕生させた他、秋華賞2着のパールコード、ナムラシングン、アジュールローズ、ジョルジュサンクがクラシック本番へ駒を進めた。2年目産駒はファルコンS勝ちのコウソクストレート、独GIII勝馬ウォーリングステイツ、スプリングS2着馬アウトライアーズなどが登場。仔出しの良さと相まって高い評価を確立している。アプローズ6は、しっかりした馬体の中型馬で、皮膚の薄さと、逞しいクビ付きがひと際目立つ。動かしてみると、長さのある柔軟な繋ぎと返しの良い手先が、しなやかで柔らか味のある歩様を実現。太いクビを上手に使い、伸びのあるストライドで放牧地を駆けている。「ケロメロの血統を提供するのは、久しぶりですが、トモも雄大ですし、出来には自信を持っています。一緒にいい夢を追いかけてもらえたら嬉しいです」と谷川さんが、頼もし気に本馬を見つめながら言葉を結んだ。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。