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エブリワンブラック(シュガーハート2017)に続き、名馬キタサンブラックの全弟がラインアップに名を連ねることになりました。脚が長くシャープなシルエットが特徴的な本馬は、エブリワンブラックとは違った雰囲気を醸し出しています。タイプが異なる2頭でバヌーシーを熱狂させてくれそうです。兄に続くセレクトセール1億円超えは、市場がその素質を高く評価したということ。米年度代表馬ティズナウを持つ母系は、世間一般のイメージ以上に確かな底力を蓄えています。◆◇◆◇◆配合診断◆◇◆◇◆2年連続で年度代表馬の座に就いたキタサンブラックの全弟で、中日新聞杯2着ショウナンバッハの半弟。いとこに日経新春杯2着のアドマイヤフライトがいます。本馬の配合のポイントは母の父が最優秀短距離馬のサクラバクシンオーであること。父ブラックタイドはディープインパクトの全兄ですが、ディープのような鋭い切れ味は伝えず、母方由来の粘着力や持続力をよく伝える種牡馬です。そのためテイエムイナズマ(母の父Danzig)やアスカビレン(母の父スウェプトオーヴァーボード)など、母の父に短距離のスピードが入って前々で立ち回れる産駒がよく走っています。母の父のスピードで先行できるからこそ父のスタミナが活きるのです。もちろんキタサンブラックとまったく同じ馬にはなりませんが、「母のスピードで先行し、父のスタミナで踏ん張る」というブラックタイド産駒の王道の成功パターンには違いありません。(血統評論家・望田潤)
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。