おすすめポイント

まず本馬は5月11日と遅生まれながら、現在体高156cm、馬体重477kgと既に骨量豊富で強くしなやかな馬体を有していることからも、本馬の成長力に期待をせざるを得ません。事実、ダービー馬のディープブリランテは5月8日生まれであり、遅生まれを感じさせない馬体をこの時期に有していました。 ディープインパクトの血筋が出ているように見えるアップワードスパイラルの2018とは異なり、このキズナ産駒は雄大で伸びのある「クラシックタイプ」の馬体を有していると見ており、よりキズナに近いものを感じます。 可動域が大きく逞しい肩は大きなストライドを可能にし、本馬の持つ運動能力をより高いレベルに引き上げてくれるでしょう。また、バランスよく発達したトモと骨量が豊富な四肢は、これからの育成に耐えるための大きな財産であり、厳しい調教に耐えた暁には2000-2400mの芝に相応しい成長を遂げるであろうと見ております。 更に気性も極めて良好で、滅多なことでは動じないメンタリティを備えております。 キズナは種牡馬として非常に素晴らしいスタートを切っていることから、馬体面だけでなく血統面での期待も非常に高まっており、藤沢調教師に相応しい1頭であると考え預託を決めました。