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名牝スカーレットブーケを起点に一流馬を多数輩出する“緋色の一族”に連なる血統馬が登場だ。 ダイワメジャー、ダイワスカーレットの兄妹を筆頭に芝の活躍馬が多数名を連ねるスカーレットブーケ一族の繁栄振りは、パンフレットに掲載のブラックタイプにも到底すべては収まりきらないほど。募集本馬クレスト16の租母ダイワルージュもミレニアムイヤーの新潟2歳S勝馬であり、阪神3歳牝馬S(現阪神JF)2着、桜花賞3着と牝馬芝戦線の中心を担った他、その仔で、ダイワエタニティーの半兄ダイワファルコンは、福島記念2勝を含む全8勝を芝1600〜2000mで挙げ、GIIのオールカマーと中山記念でも2着した実力馬だ。 ちなみに父マジェスティックウォリアーはダート色の傾向が強い種牡馬だが、クレスト16自身は母系の影響が色濃く出た。決して大柄ではないが、馬体を構成するパーツはバランス良く組み上がり、薄い皮膚の下には、しなやかな筋肉がしっかりと蓄えられている。胸前も深く、優れた心肺機能を備えていることが窺い知れ、放牧地では悍性の乗りも良く、全身バネのようなフットワークでキレ味鋭い動きを披露。大北牧場専務・齋藤善厚さんも「ダートもこなすと思いますが、芝でもしっかり走ることが出来る馬だと思っています」と評価する。 そして本馬最大のセールスポイントが、母系由来の勝負根性との相乗効果で生み出される強烈な加速力。重心がグンと下がり、回転の速いフットワークでまっすぐ矢のように駆ける様は“突き抜ける”という表現がぴったりだ。 「この母系らしい気持ちの強さを持った馬で、優れた瞬発力、言い換えれば爆発力が最大のセールスポイントだと思います。祖母のように早い時期から活躍してほしいですね」と斎藤さん。その目の前を疾風のように本馬が駆け抜けた。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。