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「キングズベスト本邦産駒の動向はあまり冴えない中でしたが、母の現役時代の活躍から、会員の皆さんも初仔のルビーポートには大いに期待してくれていたと思います。2歳時から身体もグッと増えてきて、こちらの育成場での評価もかなり高かったので、競馬はしっかりしてくれる筈と思って送り出しました。それが、皆さんの期待にまったく応えることが出来ず、申し訳ない結果でした。何とか今の2歳馬のディスクリートキャット産駒の牝馬、そして本馬で巻き返したいです」と笹地牧場代表の笹地清幸さんがリベンジを誓う。 募集本馬クレスト3は、トゥニーポートの第4仔となるマジェスティックウォリアー産駒の牡馬。春からは、昼夜放牧が行われている影響で、パンフレット掲載の写真は毛艶などがもう一つに映るかもしれないが、「今時期は、見映えよりも、しっかりと馬に負荷をかけて鍛えることを優先しています」と笹地さん。 その母譲りの、やや小柄で重心の低い体型はまとまりがよく、短めの管は太く、全体に馬体がしっかりとしている。歩様にも硬さはなく、繋ぎのクッションもしっかりと効いており、低い姿勢でギャロップへ移行する際などスピードの乗りも良好だ。昨年デビューした父の産駒の傾向を見ると、やはり活躍の場の中心はダート戦になりそうだが、動かしてみても手先が軽く、前肢の出もスムーズ。放牧地で見せる小気味良い動きを見ると、芝レースでも、という気持ちにさせられる。 「母をオープン馬に育ててくれた加用調教師も定年が段々と近づいており、自分としてはトゥニーポートの仔で少しでも恩返しをしたいという気持ちもあります。先生も本馬には期待してくれていますし、初仔と同じ轍は踏めませんよ」と笹地さんがリベンジへの強い気持ちを胸に生産馬を送り出した。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。