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名門ファミリーから次世代の期待馬が参入しました。50年以上にわたって日本に根付いてきたパロクサイド系出身の本馬は、その底力を誇示するかのように黒光りした馬体が存在感を放っています。半姉マッチレスノヴェルは、志半ばで去った当クラブの素質馬ヴィンクーロに、1勝クラスで2馬身半の差をつけて快勝しました。本馬は母の18歳時の産駒になりますが、活力はまだまだ失われていないと言っていいでしょう。サンデーサイレンス系全盛期に、アウトサイダーとして宝塚記念、香港ヴァーズを制したサトノクラウンの初年度産駒とあれば、鮮度はさらに高まるに違いありません。柔らかなトップラインとそこから導かれる深い踏み込みは素質の証明。キタサンブラックやハイランドリールを負かした父の長打力は、本馬にも余すことなく伝わっているはずです。◆◇◆◇◆配合診断◆◇◆◇◆日本の一大牝系であるパロクサイド系はエアグルーヴ、ルーラーシップ、アドマイヤグルーヴ、ドゥラメンテが出たダイナカール系が主流血脈ですが、本馬の母が属するヨドセローナを経た一族からも、マイルCSを制したトウカイポイントやアネモネSを制したハーレムラインが出ています。きっかけ一つで、いつ活躍馬が飛び出しても不思議のない懐の深さを備えています。父は時計のかかる2000〜2400mが活躍の舞台でしたが、その父Marjuは英国の3歳マイルGI・セントジェイムズパレスSの勝ち馬。Mr.ProspectorやSir Ivorといったスピード因子のクロスを持つ点からも、鈍重なステイヤーを量産するとは思えません。何と言ってもサンデーサイレンスの血を一滴も持たないのは大きなアドバンテージ。本馬もサンデー肌の母から、切れ味を補強しているはずです。
※最新の募集状況、馬体重や測尺などのデータは、必ず一口馬主クラブが発表したものをご確認ください。